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LFP local food project

第3回ぐんま地域コンソーシアム研修会(成果報告会)を開催しました

NETSUGEN(群馬県庁32階)

令和8年2月6日(金)

成果報告会の概要説明の様子
成果報告会の概要説明の様子

2月6日、NETSUGEN(群馬県庁32階)にて第3回ぐんま地域コンソーシアム研修会(成果報告会)を開催しました。本成果報告会は、今年度を通じて検討・実証を進めてきた各プロジェクトの成果を共有し、今後の事業化や次年度以降の展開に繋げることを目的に実施しました。
当日は、コーディネーター、事業者など約20名が参加(オンライン参加も含む)。地域食料システムの構築を目指したこれまでの取組を振り返るとともに、各事業者から具体的な成果報告が行われ、実践的な学びと気づきの多い場となりました。

当日の内容

はじめに、「地域コンソーシアム」および「地域食料システム構築・連携推進プラットフォーム」の概要説明と、今年度の活動報告が行われました。続いて、各プロジェクトによる成果報告が実施され、それぞれの取組内容や商品・事業構想、今後の展望について発表がありました。

分科会名 新しい食の提案×簡便化志向
プロジェクト名 群馬県産野菜を使用し、高齢化社会に向けた分散型たんぱく質スープ開発
発案者 マカロニ/岩脇 真悟氏

高齢者が無理なく効率的にたんぱく質や栄養を摂取できる商品をテーマに、県産野菜パウダーや豆類を活用したスープ・ポタージュの開発を報告。冷凍・レトルト・個食対応とすることで、介護施設における調理負担軽減も視野に入れた商品設計が紹介されました。今後は試食会を経て、テストマーケティングや販路拡大を目指す予定です。

分科会名 新しい食の提案×簡便化志向
プロジェクト名 VeGe Cycle!実証事業
発案者 株式会社北毛久呂保/
狩野 正允氏

規格外野菜や廃棄野菜を「選ばれる素材」へと転換する取組として、加熱蒸煎機を用いたフレーク・パウダー化の可能性を報告。利根沼田地域を拠点とした地域循環型産業への発展を見据え、用途開発やコスト、供給体制などの課題と今後の展望が共有されました。

分科会名 ローカル・エシカル×ナチュラル健康志向
プロジェクト名 廃棄物(未利用)の「あずきの皮」を再利用人と地球を美味しくサポートする提案
発案者 フリーアナウンサー/
佐藤 由美子氏

廃棄されていた「あずきの皮」を活用し、「人・心・地球が喜ぶ」商品づくりを目指すプロジェクトについて報告。健康や環境への意識が高い層をターゲットに、オール高崎のプロジェクトチームによる連携体制や、今後のコンセプト再定義・商品展開の方向性が示されました。

各発表後には、近藤コーディネーターから、エビデンスの整理や原価・事業設計、商品の強みの明確化など、事業化を見据えた具体的な助言が行われました。

事業者発表・試食会の様子
事業者発表・試食会の様子

総括・今後に向けて

コーディネーターの近藤氏および中央事務局の伊藤氏より、今年度の取組を振り返る総括を実施しました。
近藤氏からは、地域コンソーシアムというプラットフォームの意義として、「自分一人では気づきにくい課題や視点を、第三者や専門性を持つ人からのフィードバックによって可視化できる点」が強調されました。事業者は自らが責任者であるがゆえに、日常的には率直な指摘や否定的な意見を受ける機会が少なくなりがちであり、こうした場での意見交換は事業のブラッシュアップに大きく寄与するとの話がありました。
また、単なるオンライン上のマッチングや情報提供では得にくい、失敗事例や試行錯誤のプロセスを含めたリアルな学びが共有できる点も、本コンソーシアムの特徴として挙げられました。今年度限りで終えるのではなく、次年度以降も継続的に参加・活用することで、事業の成熟度を高めていってほしいとの期待が示されました。

伊藤氏からは、近年の地域施策や支援の現場においては、「個々の取組を単独で進めるのではなく、連携によって価値を高めていくこと」がより一層重要になっているとの認識が共有されました。1人の発想にとどまらず、複数の視点や専門性を掛け合わせながらアイディアを具体化していくプロセス自体が、大きな成果であり、地域にとっての財産であると述べられました。

最後に参加者同士の懇親交流、試食会も行われ、今後の連携や発展に向けた有意義な機会となりました。

成果報告会終了後の集合写真
成果報告会終了後の集合写真